- 宿題をやろうとしても、すぐに席を立ってしまう…
- 同級生とうまく遊べないみたい…
- 先生から『集中力が続かない』と言われた…
こうしたことをきっかけに、「うちの子、もしかして発達障害なのかも…」と気になる親御さんは少なくありません。
「うちの子だけ？」
「このままで大丈夫かな？」
と、不安な気持ちになるのは自然なこと。家庭だけで抱え込まずに専門家へ相談してみることをおすすめします。
ここでは、発達障害の主な特徴や相談機関のほか、発達障害の子を専門としている塾についてお伝えするので、参考にしてみてくださいね。
発達障害が疑われる主な特徴
お子さんの発達障害が気になりはじめたら、まずは次のような特徴がないか様子を観察してみてください。
年齢ごとの特徴的な様子
乳幼児期（0〜3歳）
- 人の顔をあまり見ない、または笑いかけても反応が少ない
- 名前を呼んでも振り向かない
- 指差しで物を示したり、興味のあるものを他者と共有したりすることが少ない
- 同年齢の子どもと比べて、言葉の発達が遅い
- 特定の音や触感に過敏な反応を示す
幼児期（3〜6歳）
- 友達と一緒に遊ぶことが難しい
- こだわりが強く、急な予定変更に混乱する
- 言葉は話せるが会話が一方的になりやすい
- 集団行動についていくことが難しい
- 着替えや食事など、基本的な生活動作に時間がかかる
学童期（6歳〜）
- 授業中に集中力が続かない
- 指示を聞き漏らしたり、忘れたりすることが多い
- 整理整頓が苦手で、持ち物をよくなくす
- 読み書きや計算が苦手
- 友人関係でトラブルが多い
日常生活での具体例
食事の場面
- 特定の食感や味付けの食べ物しか受け付けない
- 食事中じっと座っていられない
- 箸やスプーンの使用が同年齢の子と比べて難しい
遊びの場面
- 一人遊びを好み、他の子との関わりを避ける
- 同じ遊びを繰り返し、新しい遊び方を受け入れにくい
- ルールのある遊びが苦手
生活習慣
- 服の着脱に時間がかかる
- 歯磨きや手洗いなどの習慣づけが難しい
- 時間の管理が苦手で、準備に時間がかかる
発達障害の可能性がある場合はどうするべき？
発達障害の可能性が疑われる特徴がある場合、どのようにしたら良いか迷ってしまう方も多いと思います。
専門機関へ相談する必要性の判断や、相談する際の窓口について簡単にまとめたので、参考にしてみてください。
相談を検討したほうが良いケース
以下のような状況にある場合は、家庭だけで対処しようとはせずに相談を検討した方が良いでしょう。
- 日常生活や園・学校生活に支障が出ている
- 本人が強いストレスや困り感を感じている
- 保育士や教師から発達の気になる点を指摘された
- 家族が育児に強い負担を感じている
特にお子さんは自分でも理由がわからずに違和感を感じているはずなので、お子さんがストレスを感じている場合はできるだけ早急に対応して欲しいと思います。
相談先の選び方
まずは身近な相談窓口としては、次のような機関があります。
- 市区町村の保健センター
- 子育て支援センター
- かかりつけの小児科医
その上で、専門機関での対応が必要との判断がなされた時には、以下のような機関へ相談することを勧められるのが一般的です。
- 発達障害支援センター
- 児童相談所
- 発達障害専門クリニック
相談時の準備
相談する際には、事前に次のような準備をしていくとスムーズに話を進めることができるでしょう。
- 気になる様子をメモや動画で記録しておく
- いつからその様子が見られるようになったか時期を整理する
- 園や学校での様子について担任の先生に確認しておく
発達障害専門の学習支援（塾・家庭教師）について
「専門機関はちょっと苦手」
「相談に行く時間が取れない…」
「勉強の遅れも心配」
こういうご家庭には発達障害専門の学習支援サービスがおすすめです。
発達障害の認知が広がり、最近では発達支援の専門家による学習支援を行っている学習塾・家庭教師も増えてきています。
経験も豊富なため、発達障害かも？と気になった時の最初の相談相手としても有効です。（無料体験もあるので、使いやすいと思います）
【具体的なサポート内容】
- 個々の特性に合わせた学習プログラムの提供
- 集中力が続く時間に合わせた学習時間の設定
- 視覚的な教材を活用した分かりやすい指導
- 成功体験を積み重ねる工夫
- 保護者の方への定期的なフィードバック
発達障害の特性を理解した効果的な授業を行っているのが特徴で、勉強に遅れが出てしまっているお子さんでも、過去の内容に戻って学習できるメリットがあります。
授業の体験と相談が無料でできるところも
発達障害専門の塾や家庭教師の中には、無料で授業の体験と相談ができるところもあります。
無料体験の流れ
- 申し込み：Webフォームで申込み
- 事前カウンセリング：お子さんの様子やご心配ごとを伝える
- 体験授業：お子さんと講師が1対1でオンライン学習を行う
- 保護者面談：体験授業の様子や今後のサポート方針などのお話
塾ごとに違いはあるかもしれませんが、一般的にはこのような流れで行われることが多いです。
無料で学習面に特化した専門家に相談できるので参考になることは多いはずです。
無料体験を提供している学習支援（発達障害専門）
発達障害専門の学習塾の中で、無料体験を提供している塾は次のとおりです。
| 塾・家庭教師会社名 | 学習スタイル・教室数 |
| リタリコジュニア | 0歳～18歳までの発達支援専門の教室。現在26教室（東京・神奈川・埼玉・千葉） |
| 総合家庭教師 ソウガク | 発達障害・グレーゾーン専門のオンライン家庭教師 |
| 家庭教師ファースト | 発達障害専門の家庭教師（自宅で授業を行うタイプ） |
どの塾・家庭教師でも１対１での学習となります。講師との相性が重要なので、複数の会社で体験してから検討することをおすすめします。
発達障害の学習塾・家庭教師へのよくある質問
Q：小さい子でもオンライン学習は可能？
A：画面を通して楽しく学べる教材を用意するなど対応しているところは多いです。
Q：どのくらいの頻度で受講すればいい？
A：最初は週1回からスタートし、お子さんの様子を見ながら調整していくのが良いと思います。
Q：発達障害の診断は必要？
A：診断は不要です。
まとめ：発達障害の主な特徴と相談先・学習支援
ここでは、発達障害の主な特徴と、発達障害が疑われる場合の相談先についてまとめました。
必ずしもこの特徴に当てはまるからといってすぐに発達障害と断定することはできないので、気になる場合は気軽に相談してみることから始めて欲しいと思います。
また、最近では発達障害のお子さんを専門にした塾や家庭教師のサービスが普及してきているので、学習への相談もしたい方はこうしたサービスを利用すると良いでしょう。
無料で体験と相談ができる塾・家庭教師をご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
お子さんにとって最適な学習環境が整うことを願ってます！
