学習の土台を築くうえで、どの科目から力を入れるべきか迷うことがあるかもしれません。
親御さんとの面談でも「何から勉強したら良いですか」と聞かれることは多いです。
その問いに対して、まずは国語をやりましょうと答えることが多いのですが、大抵の親御さんは、「えっ国語ですか!?」とビックリした表情をされます。
きっと、

とか

と言われることを予想していたと思いますが、そもそもの思考や理解の土台である国語の力が足りてないお子さんが多いです。
実際、多くの教育の専門家や経験者が口を揃えて「まずは国語力を鍛えるべき」と言っています。その理由はシンプルでありながら非常に重要です。
それは、国語力がすべての学びの基礎となるからです。
国語力とは、単に「日本語を読む力」や「書く力」だけを指すものではありません。それは、思考力や理解力、表現力といった、他の科目を学ぶ際に必要となるあらゆるスキルに直結しています。
例えば、数学の問題を解く際にも、まずは問題文を正確に理解し、その意図を読み取る必要があります。同様に、社会や理科の教科書を読む際にも、複雑な文章やデータを理解する能力が不可欠です。
もし、国語力が不足していると、他の科目に取り組む際も、問題の意図がわからなかったり、教科書の説明が頭に入ってこなかったりと、学びの効率が大幅に下がります。逆に、国語力がしっかりと身についていれば、どの科目に対しても柔軟に対応し、理解を深めることができるのです。
また、国語力は、学習面だけでなく、日常生活におけるコミュニケーション力の向上にも寄与します。
人と対話をする際、自分の考えや感情を正確に伝える力、相手の意図を理解する力が求められます。これもすべて、国語力の一環です。
相手の話をしっかりと聞き取り、適切に返答する力があれば、人間関係も円滑になり、将来的には仕事や社会生活においても大きな武器となります。
こうした話をすると、強く共感してくれて塾で国語の教科を通わせますと言ってくれますが、ほとんど場合で受付けないようにしています。
通ってもらってみっちり指導できるのが理想ですが、授業を受けなくても日々の読書などで補うことができるからです(わざわざ費用をかけなくても大丈夫)
どうしても自分ではできないという場合は授業を受けてもらうこともありますが、宿題は読書感想文を書くなど膨大な量を課しています。結局は塾では強制力が発生するだけで家庭での読書が主な学びの場になるので、そのために払う授業料はもったいないなーと思ってしまいます。
ただ、授業を受けてくれた場合は文章の内容など細かく指導していますが、行間を読むとか比喩表現など文章によって得られる情報の多さを知って読書の楽しさに目覚める子も多いので、読書の楽しみを実感したい方は国語の授業を塾で受けてみるのも一つの手段と言えます。
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